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ロレックス_デイトナ_魅力

ロレックスの王様とも言われる「デイトナ」。時計雑誌を見ても、愛好家のHPを見てもロレックス関連の話題では、デイトナという名前を高い頻度で目にすることでしょう。

 

しかし、普通に暮らしていても、なかなか見ることができないのがデイトナです。

 

そもそも、デイトナってどんな時計なの?」「デイトナの魅力を知りたい」そんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、そんなデイトナの魅力についてご紹介します。

 

この記事を参考にして、デイトナがどんな時計なのか、デイトナにはどんなモデルがあるのかを知っていただければと思います。

ロレックスの代名詞「デイトナ」

ここでは、ロレックスの「デイトナ」がどんな時計なのかを詳しく説明します。

デイトナ誕生

デイトナの誕生は1960年代にまで遡ります。1950年代後半にデイトナの前身といわれるRef.6238が登場し、1960年代に入りデイトナの名を冠したRef.6239が誕生したのが、デイトナの歴史の始まりです。

 

1970年代に入ると、ねじ込み式プッシュボタンを採用したRef.6265が登場し、防水性が30mから50mへと向上します。さらに、ダイヤルにも初めて防水性に優れていることを表す「OYSTER」の文字が印字されます。

 

その後、自動巻きモデルが登場し、それに伴いデザインの刷新、防水性・耐久性の向上が図られていきました。また、2000年に入るとロレックスがクロノグラフムーブメントを自社開発したことで、新型デイトナが誕生し現在のデイトナに繋がります。

機能美の集合体「デイトナ」

デイトナはデザインが優れているのはもちろん、特に実用性の高さが評価されているモデルです。

 

デイトナの正式名称は「オイスターパーペチュアル・コスモグラフ・デイトナ」といいますが、オイスターとは「高い防水性のケース」、パーペチュアルは「自動巻き機構」を意味しています。

 

このようにデイトナは機能面に優れている点を多く持っています。デイトナが誇る主なハイテク機能は、以下のとおりです。

  • オイスターケース:高い防水性、防塵性
  • パーペチュアル機構:自動巻き機構
  • セラミックベゼル:高い耐蝕性、対傷性、耐久性
  • 高精度クロノメーター:ロレックス独自の基準で、日差が-2~+2秒
  • トリプルロックリューズ:高い気密性、防水性
  • 3連ブレスレット:高い堅牢性
  • クロマライト:約8時間発光を持続
  • 30分積算系:30分まで時間の経過を測れるメーター、高い精度
  • 12時間積算系:12時間まで時間の経過を測れるメーター、高い精度
  • クロノグラフ針:ストップウォッチの計測、高い精度
  • 高性能キャリバー:精度の安定性、高い堅牢性、向上したメンテナンス性

デイトナは誕生からの長い歴史の中で改良に改良を量ね、新しいモデルが出るごとにその時代時代におけるハイテク機能が施されてきました。現行のデイトナは、まさにそういった機能美の集合体であるといえるでしょう。

極端な生産数の少なさ

デイトナは常に高い値段で取引されていますが、その大きな理由が極端に生産数が少ないということです。元々の生産数が少ないため国内で流通している本数も当然少なく、正規代理店でもお目にかかれないことが多くあります。

 

また、正規ルート以外に並行輸入されたものも存在します。これは、海外で商品を直接買い付けて輸入するということです。ただ、そもそもの生産本数が少ないため、簡単に手に入るものではありません。

 

具体的には、正規代理店でも月の入荷数は1~2本だといわれています。

 

元々の生産数が少ないので、生産が終了したモデルではさらにプレミアの値段が付くことになります。生産数の少なさが流通量の少なさに繋がり、希少性を生むために値段が高騰することになるのです。

投資価値の高さ

デイトナはプレミア価格が付きやすいロレックスの中でも、特に投資価値が高いモデルです。現在では、「デイトナを買っていれば高確率で利益が出る」といわれているほどです。

 

かつてはデイトナだけが「発売後にプレミア価格になる」ともいわれていたようです。実際、この20年間でデイトナの価格は上がり続けており、手巻きのデイトナは1,000万円の価値が付いているものもあります。

 

具体的には、以下のモデルがそれぞれ示す値段で取引されています。(2020年3月・自社調べ)

  • Ref.16520:定価の3〜6倍
  • Ref.116520:定価のおよそ2〜2.5倍
  • Ref.116500LN:定価の3倍

デザインが優れており、実用性が高いだけがデイトナの魅力ではありません。持っているだけで価値が高騰する投資価値の高いモデルでもあるのです。

ロレックス おすすめのデイトナ

ここでは、デイトナの中でも特におすすめのモデルを紹介します。

ロレックス デイトナSS  116520

ロレックス デイトナSS  116520は、デイトナの旧式といわれるモデルです。ケース径は40mmと現行のモデルと変わりません。その他の機能にも大きな違いはありませんが、デザインと市場での価格に違いがあります。

 

まず、パッと見て分かるのがデザインの違いでしょう。デイトナSS  116520は、シンプルなシルバーのベゼルを持っています。また、インダイヤルも新型と違ってシルバーで光沢があります。どんなシーンでも使えるシンプルなデザインが、幅広い層に人気です。

 

現在旧型のデイトナSS  116520の相場は、以下のように推移しています。(2020年3月時点・自社調べ)

  • 2017年:約124万円
  • 2018年:約154万円
  • 2019年:約160万円
  • 2020年:約200万円

2016年に生産が終了したこのモデルは、今なお「デイトナといえばコレ」という支持を獲得しており、相場は順調に右肩上がりです。

ロレックス_デイトナSS _116520

ロレックス デイトナ 116500LN

デイトナ 116500LNは、先に紹介したデイトナSS  116520の後継モデルです。サイズ・スペックともに旧型とほとんど変わりはありませんが、デザインに大きな違いがあります。

 

型番の最後に付いている「LN」はLunette Noirを表しており、フランス語で「黒いベゼル」という意味です。その名の通り、旧型ではシルバーだったベゼルがブラックに変更され、インダイヤルにもブラックが採用されています。旧型に比べ黒の面積が増えたことで、よりスポーティになった印象です。


デイトナ 116500LNは販売直後から価格が高騰し、特にホワイトはプレミア価格が付いています。以下は、デイトナ 116500LNホワイト文字盤の価格の推移です。(2020年3月・自社調べ)

  • 2017年1月:約181万円
  • 2017年6月:約194万円
  • 2018年1月:約213万円
  • 2018年6月:約233万円
  • 2019年1月:約245万円
  • 2019年6月:約272万円
  • 2020年1月:約238万円

発売から価格は上昇し続け、2019年をピークに落ち着いています。これから価格は落ち着いていくと見られるでしょう。

ロレックス_デイトナ_116500LN

まとめ

今回は、ロレックスの「王様」とも呼ばれるデイトナの魅力についてご紹介しました。

 

デイトナはデザイン性、実用性ともに優れており、まさにロレックスの代表というに相応しいモデルです。

 

生産数の少なさから、国内で流通している本数は少なく、希少価値は年々高まっています。時計として優れているだけでなく、資産性にも優れているというのは魅力的です。

 

この記事を参考にして、デイトナがどんな時計なのか、デイトナにはどんなモデルがあるのかを知って、購入を検討して頂ければと思います。

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