頑張った自分へのご褒美や、大切な人への特別な贈りものとして人気のあるジュエリーですが、それぞれの石には「石言葉」があります。石言葉を知ることで誕生石やそれ以外の石に対する理解が深まり、相手へもたらす効果や伝えたいメッセージも考えて選ぶと喜ばれるでしょう。
今回は1月から12月までの誕生石とその意味を紹介します!
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頑張った自分へのご褒美や、大切な人への特別な贈りものとして人気のあるジュエリーですが、それぞれの石には「石言葉」があります。石言葉を知ることで誕生石やそれ以外の石に対する理解が深まり、相手へもたらす効果や伝えたいメッセージも考えて選ぶと喜ばれるでしょう。
今回は1月から12月までの誕生石とその意味を紹介します!
「誕生石」とは、1月から12月までの各月にちなんだ宝石です。生まれた月の誕生石を身に着けると、幸せなことが起きたり、願いが叶うと言い伝えられています。
ルーツは諸説ありますが、月と12種類の宝石を結びつける風習は聖書にも記されており、古来から魔除けや幸運を呼ぶものとして重宝されてきました。
誕生石をあしらったジュエリーは華やかさや特別感があり、流行に左右されず長く愛用できることも、プレゼントとして人気が高い理由の一つです。
ガーネットの石言葉は「真実」「繁栄」「実り」などです。一途(いちず)な愛の象徴とも言われ、思いや努力が報われて実る、という意味があります。また、内にある情熱や勇気、精神力を呼び覚ます力もあるとされています。
色は深みのある赤色が主流ですが、ピンクがかった赤やオレンジ、シャンパンゴールドなどさまざまな色があります。水や紫外線にも強い性質のため、扱いやすい種類です。
アメジストの石言葉は「愛情」「誠実」「心の平和」などです。愛や慈しみを育む石と言われて、愛を引き寄せたり、心を落ち着かせインスピレーションを高めたりする効果があるとされています。
パープルの輝きで透き通った色合いが美しい宝石で、「紫水晶」という和名を持ちます。高貴で神秘的な紫色は、女性らしさを引き立てます。急激な温度変化には弱く、外出時や保管場所には気をつけましょう。
3月の誕生石は、もともとアクアマリンのみでしたが、桃の節句があることから日本ではサンゴも誕生石とされています。
アクアマリンの石言葉は、「幸福に満ちる」「聡明」「富」「勇敢」などです。身に着けることで、母なる海のように心が潤い、怒りやねたみなどマイナスな感情を鎮めて穏やかになれると言われています。家庭円満や周囲との人間関係を円滑化する効果があるようです。
青く澄んだ淡い色でやわらかい印象のため、鮮やかなカラーのジュエリーと重ね付けすると遊び心を演出できます。比較的傷つきにくく、普段使いしやすいジュエリーです。
サンゴの石言葉は、「幸福」「確実な成長」「聡明」などです。古くから子宝や長寿のお守りとして大切にされ、災難や病気などから身を守り、生命力を高めると言われています。
色は赤がメインカラーですが、他にもピンクや白もあり、色によって効果が少しずつ違うようです。赤は想像力や実行力を高め、ピンクや白は奉仕や純粋といった意味があります。
衝撃に弱いため、アクティビティ中や取り外し時に強い衝撃を与えないように注意しましょう。
ダイヤモンドの石言葉は、「純潔」「不変」「永遠の絆」などです。もっとも硬度が高く頑丈なため、肉体的、精神的な強さのシンボルとも言われています。身に着けることで困難を乗り越えられる力が養われる効果や、永遠の愛や変わらない絆を誓うという意味もあります。
色は無色が一般的ですが、ピンクダイヤモンドやブルーダイヤモンドもあり、色や鮮やかさでグレードが異なります。傷つきにくいものの、油分が付着しやすい性質のため、こまめに汚れをふき取るといいでしょう。
5月の誕生石はエメラルドと、日本独自の誕生石としてヒスイが追加され、2種類あります。
エメラルドの石言葉は、「幸運」「誠実」「健康」などです。愛のパワーが強い石として知られ、恋愛成就や自分自身に対する慈しみをもたらすと言われています。
春の若葉を想起させるエメラルドグリーンの色は、心を落ち着かせて癒やす効果があるとされ、常に身に着けることで勇気が沸き、一歩前に踏み出しやすくなるかもしれません。
傷がつきやすいため、お手入れは柔らかい布で拭くのがおすすめです。
ヒスイの石言葉は、「繁栄」「飛躍」「調和」「忍耐」などです。お守りとして古来から信じられ、持つ人をネガティブな要素から守り、魅力を伸ばしてくれると言われています。成功の象徴でもあり、仕事運をアップさせてくれるかもしれません。
緑色が代表的ですが、赤色・黄色・青色・白色・紫色・黒色・無色と多彩なカラーがあります。ヒスイは油分で光沢を増す性質があり、身に着けるほど輝きます。逆に、乾燥によって水分や油分が不足すると変色してしまうので気をつけましょう。
6月も誕生石が2つあります。意味や効果、カラーで、贈る相手にふさわしい方を選ぶといいでしょう。
真珠の石言葉は、「純粋無垢」「長寿」「謙虚」「健康」などです。アコヤガイ(アコヤ貝)やシロチョウガイ(シロチョウ貝)などの貝から育まれる真珠は、家族の愛情を象徴する石とも言われ、強い母性的パワーで守り、幸運を呼ぶようです。
色によって得られる効果が異なり、白い真珠は優しさや純粋の象徴で、グレーの真珠は心配事を解消してビジネスを成功に導くでしょう。
宝石の中でもっとも柔らかい性質で、傷つきやすい側面があります。
ムーンストーンの石言葉は、「愛の予感」「純粋な愛」「円満」などです。月のパワーが宿る石と言われ、月の光が暗闇の中でも明るい未来を優しく照らす様子から、このような前向きな意味が込められています。
中世ヨーロッパでは恋人同士が贈り合う「恋人たちの石」とされており、出会いを引き寄せたり、恋愛関係を深める効果のほか、直観力や感受性を豊かにするとも考えられています。ムーンストーンは真珠のように白っぽく乳白色のものや、「ブルームーンストーン」と呼ばれる青色もあります。力のかかる方向によっては耐久性が弱い部分もあるので、モノにぶつけやすい指輪よりも、ペンダントやイヤリングなどに使われることが多いです。
ルビーの石言葉は、「情熱」「威厳」「仁愛」「勝利」などです。燃えるような赤色から、生命力や深い愛の象徴とされ、パワーを与える石とされています。恋愛成就や仕事の活力などあらゆるシーンで力になるでしょう。
また、「宝石の女王」とも呼ばれ、日本では「紅玉」という名前も持つほど気品と存在感に満ちあふれ、性質的にも傷や割れに強い宝石です。
ペリドットの石言葉は「前向きな心」「和愛」「優しさ」などです。古代エジプトでは黄金の太陽を象徴する太陽神として崇められ、身に着ける人の心を明るく照らし、エネルギーを最大限引き出す力があると言われています。また、夫婦や家族の幸福も意味し、穏やかな人間関係を維持できる効果もあるようです。グリーンの落ち着いた色味で、男性でも取り入れやすく、おそろいで身に着けるのもいいでしょう。強い衝撃などには注意が必要です。
サファイアの石言葉は「成功」「誠実」「慈愛」などです。強くまっすぐな気持ちをかき立て、成功へと導くと言われており、夢を実現したい時や目標に向かって進もうとしている時にぴったりの石です。自信がほしい時や心配ごとがある時にも、強くサポートしてくれるでしょう。
「サファイアブルー」という言葉があるように青色をした石や、グリーン・パープル・ピンク・オレンジ・イエローなどのカラーバリエーションあります。割れにくく普段使いしやすいので、ファッションのアクセントにぴったりです。
彩の秋である10月は、カラーバリエーション豊富なオパール、トルマリンが誕生石です。
オパールの石言葉は「希望」「歓喜」「幸運」「忍耐」などです。ポジティブで自由なパワーを持ち、内面に秘められた才能や美しさを開花させ、創造力を高めると言われています。縁結びのパワーストーンとしても有名です。また、見る角度によって虹色に変化する遊色効果があり、古くから宝石すべての美徳と力が集まっていると信じられていたようです。
衝撃や温度変化、水ぬれや乾燥に弱い性質で傷つきやすいため、保管場所には気をつけましょう。
トルマリンの石言葉は、「心中の歓喜」「無邪気」「友情」「忍耐」などです。トルマリンはマイナスイオンを発し、心身のストレスを和らげる効果があると言われています。リラックスしたい時や心を穏やかに保ちたい時におすすめです。
また、色によってさまざまな効果があり、ブルートルマリンは直観力を高め、ブラックトルマリンは魔除けに役立つようです。ピンクトルマリンは、恋愛に対してポジティブになれる力を与えてくれるでしょう。硬度が高く日常使いに適していますが、色によっては長時間の間、紫外線にさらされると変色する可能性があるので覚えておきましょう。
11月の誕生石はイチョウを思わせるような黄色や稲穂のような黄金色の石、トパーズとシトリンです。
トパーズの石言葉は「友情」「潔白」「成功」「希望」などです。古来から太陽や大地の象徴とされ、パワフルな力で自信や希望、勇気を育み、友情や絆を強くします。身に着けることで、生活の多方面で調和が取れるようになったり、真の友人や愛に巡り合えたりすると言われています。
色は黄色や黄褐色がベーシックで、青やピンク・オレンジ・グリーンなど豊富です。衝撃で亀裂が入らないように、負荷をかけない利用がおすすめです。
シトリンの石言葉は、「希望」「自信」「友情」「生命力」などです。華やかな輝きを放つ石で、積極性やチャレンジ精神を育み明るい活力をもたらす一方、ストレスを癒やし心の調和を促す効果もあるようです。さらに、古来より富や金運の象徴として大切にされ、富や商売繁盛に結びつくパワーがあると言われています。
イエロー、オレンジ系の明るい色で、温度変化には弱いため高温の場所を避けて保管するといいでしょう。
12月の誕生石は3種類あり、いずれも冬の季節を感じさせるブルーの色合いです。
トルコ石(ターコイズ)の石言葉は、「成功」「繁栄」「勇気」などです。積極性や行動力をもたらし、夢や目標の実現を近づけると言われています。また、お守りとしての役目もあり、従来より旅先の安全祈願で身に着けられていたようです。人から贈られると幸せになれるという言い伝えもあり、プレゼントとして喜ばれるでしょう。
色はブルーターコイズとグリーンターコイズの2色があり、点や線の模様が入っているものもあります。皮脂や汗、衝撃に弱い性質なので、身に着けるときは注意が必要です。
タンザナイトの石言葉は、「高貴」「神秘」「冷静」「自立心」などです。身に着けることで前向きな気持ちになり、冷静さや判断力が養われ、人生を好転させる力があると言われています。新たな門出や人生の転機において正しい方向へ導く力があることから、原産国のタンザニアでは、出産後に夫から妻へ贈る石となっています。
見る角度や条件により、澄んだ青色や紫がかった青色に変化する宝石です。割れやすい宝石のため、力をかけずに優しくお手入れするといいでしょう。
ラピスラズリの石言葉は、「成功の保証」「幸運」「真実」「知性」などです。選択や決断が迫ったときなどに、迷いや古い考えを断ち切り、幸運を呼び寄せると言われています。また、身に着けると創造力や直観力を高める効果もあるようです。
色は紺青色や瑠璃色で、ガラスのような光沢感があります。紫外線や湿気に気をつけた管理が必要です。
誕生石の色や石言葉を知った上で、実際に身に着ける人にとって相応しいかどうか、判断に迷うかもしれません。そんな時は、直観的にいいと思うものを選ぶことも大切です。宝石にはそれぞれプラスのパワーが宿っているため、誕生石にこだわり過ぎず、ビビッときたものを選ぶのもいいでしょう。複数のジュエリーを重ねて付けたり、ネックレスとブレスレットなど違う部位で違う種類を身に着けると、印象が変わり楽しめます。
誕生石の石言葉は1つではなく、身に着ける人にさまざまな角度からエネルギーを与えてくれます。そして、特別な日だけでなく身近な存在として毎日の生活に取り入れることで、ますます愛着が深まっていきます。
自分がポジティブになれるお守りとして、また、大切な人のエネルギー源としてジュエリーは活躍してくれることでしょう。