COLUMN
ルイヴィトンのショルダーバッグで見る革の魅力!
恋人や大事な人のプレゼントといえばルイヴィトンを選ぶ方は多いでしょう。
ルイヴィトンと言えばバッグが有名で、1800年代に鞄工房として創業した由緒あるブランドとして今も世界のセレブを魅了してやみません。
ルイ・ヴィトンのバッグと言えばモノグラムやダミエなどのデザイン柄ですが、もう一つ特徴的なのがヌメ革の使用です。
ヌメ革には格式の高いイメージがあり、ヌメ革に高級感を感じる方も少なくありません。
それ以外にも、ルイヴィトンの商品にはヌメ革以外にカーフスキンを使用したモデルがあります。
今回はバッグの中でも人気を誇るショルダーバッグを革の魅力と併せてご紹介したいと思います。
ルイヴィトンのバッグについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
ルイ・ヴィトンといえばヌメ革
おそらく、ルイヴィトンと聞いて連想するのは、モノグラムやダミエといった柄のデザインと思われますが、実はルイヴィトンでよく使われるのはヌメ革という素材なのです。
上記画像のようにバッグの持ち手に使用されている革素材が「ヌメ革」と呼ばれるもので、「よく目にする素材だな」と思った方も多いはずです。
非常に高級感あふれるヌメ革ですが、一体どんな素材なのでしょうか?
次項からヌメ革について詳しく見ていきましょう。
ヌメ革とは
ヌメ革とは、植物の渋成分「タンニン」を使ってなめした皮革のことを指します。
「なめし」は動物の表皮が腐敗や硬化するのを防ぎ、製品として使用できるようにすることです。
一般的になめし前は「皮」、なめし後は「革」と表現されます。
そんなヌメ革はナチュラルレザーとも呼ばれるほど、革の自然な魅力を感じられます。
それもそのはず、ヌメ革は加工する際に化学薬品などを一切使用しません。
そのため、本革同様の美しい見た目が再現されるのです。
ルイヴィトンのバッグにヌメ革がよく使用されるのは、本革のように美しいという要素があることも理由の1つであると考えられますね。
ヌメ革は丈夫な素材で長持ちすることでも知られています。
使い続けるうちにツヤが出るので、バッグに高級感が溢れるのも魅力的です。
高級感漂うヌメ革
ルイヴィトンはハイブランドとして、誰もが高級なイメージを持っているブランドと思われます。
高級なイメージというのは、もちろんブランドとしての伝統や歴史、海外セレブが好んで使用しているなどが理由として挙げられるでしょうが、最も高級なイメージを感じさせるのは商品の見た目でしょう。
- 特徴的なダミエやモノグラムといった柄
- 商品のデザイン
- バッグの持ち手や細部に使われているヌメ革
これらを美しく織り交ぜて、ルイヴィトンの高級なイメージが作られていると感じられます。
表面の素材は革ではない?
ルイヴィトンを代表するモノグラム、ダミエ、これらの表面素材は革ではないことをご存知ですか?
実はモノグラム、ダミエの表面には「PVC」という合成樹脂を使用しているのです。PVCとは、ポリ塩化ビニール樹脂のことで、いわゆるビニール加工したものです。
といっても、ルイヴィトンが使用するPVCはPVCの中でも特に高級なトアル地といわれる素材を使用しています。
一般的なビニール加工とは耐久性、耐水性、化学薬品への抵抗が全く違うので、ルイヴィトンの表面素材は本革でなくても「上質な素材を使用している」という認識は間違いありません。
しかし、合成樹脂やビニール加工と聞いたら、急に安っぽく感じたりしますよね。ルイヴィトンに対して悪いイメージを持つ方もおられるかもしれません。
ではなぜルイヴィトンは革素材ではなく、合成樹脂の素材を使用しているのでしょうか?
それは、ルイヴィトン社が自然保護、動物保護の観点からなるべく動物素材の使用を控える姿勢があることが理由とされています。一企業としての素晴らしい理念が感じられますね。
それでいて、商品には高級感溢れる見た目を再現しています。
こうしたデザイナーの考えや工夫が、長らくルイヴィトンがハイブランドと称される理由の1つではないでしょうか。
ヌメ革だけではないカーフスキンの魅力
ルイヴィトンを象徴する革素材は、ヌメ革だけではありません。
カーフスキンといった素材も、ルイヴィトンの代表的なモデルに使用されています。
カーフスキンとは、生後6ヶ月以内の子牛の革のことで、牛革の中でも最も上質な素材の1つです。
他の牛革と比べてもキメが細かい、柔らかい、薄いのが特徴で、高級感あふれる見た目となっています。
ダミエやモノグラムの表面には合成樹脂を使用していると説明しましたが、カーフスキンを使用しているモデルが3種類あります。
カーフスキンを使用した3つのモデルを見ていきましょう。
エピ
エピは、1985年に誕生したルイヴィトンを代表するモデルラインの1つです。
エピはフランス語で「麦」という意味であり、線状になびくような型押しが「揺れる麦の穂」に見えることから「エピ」と名付けられました。
見た目は非常にシンプルで、主張しすぎないデザインが好まれています。
エピに使われているグレインレザーという上質な革素材は、型崩れしにくく、耐久性・耐水性に優れているのが特徴です。
使えば使うほど味わい深い印象と光沢感が生まれるので、長く愛用されるモデルラインとして人気があります。
エピは20代後半〜30代女性に特に人気です。シンプルで落ち着いた印象なので、フォーマルな場面、プライベートでも使えて場所を選びません。
「大人な印象を持ちたい!」そんな方におすすめのモデルラインです。
ヴェルニ
ヴェルニは1998年当時、ルイヴィトンのデザイナーであった”マークジェイコブス”のデビュー作のモデルラインです。
ヴェルニの意味はフランス語で「エナメル」という意味で、その名の通りカーフスキンにエナメル加工が施されています。
ヴェルニの特徴は、やはりエナメル加工独特の光沢感が挙げられるでしょう。
ツヤ感のある見た目が高級感をより一層引き立たせます。
実はヴェルニのモデルラインには全てモノグラム柄が型押しされているのです。
ヴェルニの正式名称は「モノグラム・ヴェルニ」といって、モノグラムが名称に入っています。
ヴェルニは、ファッショナブルな20代〜30代女性に特に人気です。
近年では若い女性がヴェルニのバッグを持ち歩いているのも見かけられますね。
輝く光沢感がゴージャスな印象を感じさせるヴェルニを持って、プライベート空間に上品な雰囲気をプラスしてみるのもおすすめです。
タイガ
タイガはルイヴィトン初のメンズラインとして1993年に誕生しました。
それまでのファッショナブルなデザインとはうってかわって、ビジネスユースを意識したデザインがタイガのモデルラインです。
タイガはロシア語で「地方の針葉樹林」という意味のようです。
シックでスタイリッシュなデザインが特徴的で、先ほど紹介したエピよりも型押しが繊細に作られています。
ツヤ感が控えめに作られているので、ビジネスシーンで特に活躍するでしょう。
タイガは20代後半〜30代のビジネスマンに特に人気があります。
20代後半〜30代の男性は会社内でも部下を持った上司となる年齢です。
憧れの上司たる風格を引き上げたい時には、タイガのモデルラインを選ぶとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回はルイヴィトンのバッグについて使われている革の特徴、上質な素材であるカーフスキンが使われたモデルを3つ紹介しました。
ルイヴィトンの高級感溢れる秘密は、使用されている素材やこだわったデザインにあります。
今回紹介した3つのモデルは、ルイヴィトンの代表的なモデルラインです。
値段は安いものではありませんが、恋人や大事な人へのプレゼントとして渡すと喜ばれるこは間違いないでしょう。
大切な日の贈り物としてぜひ検討してみてくださいね。