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デジタルカメラの一種であるコンパクトデジタルカメラは、手軽に扱える利点もあり、「コンデジ」という通称で幅広い年齢の方々に親しまれています。

一方で、「コンデジを購入したいがどのアイテムを選べば良いのかわからない」「コンデジのメーカーによる違いがあるのか」、このようなお悩みを抱える人も少なくありません。

 

 

コンデジのおすすめメーカーには、「ソニー(SONY)」「キヤノン(Canon)」「パナソニック(Panasonic)」などがあります。

 

「各メーカーの違い」、「画質の良さに関わるセンサーサイズ」「撮影シーンに適した焦点距離のレンズを搭載しているか」などの点をチェックすることで、自分に合ったカメラを選べます。

 

今回はコンデジのおすすめメーカー、コンデジの魅力や選び方、コンデジのおすすめアイテム8選をご紹介します。

コンデジのおすすめメーカー

コンデジのおすすめメーカーとして、以下6つの企業をご紹介します。

  • ソニー(SONY)
  • キヤノン(Canon)
  • パナソニック(Panasonic)
  • 富士フイルム(FUJIFILM)
  • ニコン(Nikon)
  • リコー(RICOH)

各カメラメーカーの特徴や代表的なモデルをチェックし、撮影シーンに適したアイテムを見つけましょう。

ソニー(SONY)

ソニー(SONY)は、自撮り機能を備えた「VLOGCAMモデル」、初心者でも手軽に写真を撮影できる「Cyber-shotモデル」を製品化しているメーカーです。

 

VLOGCAMモデルは風ノイズを大幅に低減可能なウインドスクリーンを付属していて、クリアな音声の録音にもこだわっています。

また、人の肌や顔色、背景との色合いを調節して自然な仕上がりを再現できます。

 

次のCyber-shotモデルは、難しい設定をしなくても簡単に撮影が楽しめるカメラです。

例えば、超望遠撮影が可能な「DSC-RX10M4モデル」なら、野生動物の細かな表情をズームして撮影できます。

キヤノン(Canon)

キヤノン(Canon)は高級コンデジのGシリーズ、格安モデルのSXシリーズなどのジャンルで分けられている「PowerShotシリーズ」を製品化しているメーカーです。

 

PowerShotシリーズは、ズーム撮影時の被写体の捕捉をサポートするフレーミングアシスト、手軽にスマートフォンと接続できる「ワンタッチスマホボタン」などを搭載しています。

また、雨滴やホコリに強くて登山などのシチュエーションでも使いやすいなど、カメラの機能性を追求している点が特徴的です。

パナソニック(Panasonic)

パナソニック(Panasonic)は、LUMIXシリーズを製品化しているメーカーです。

 

LUMIXシリーズは優れた光学性能を搭載しながら、軽量で持ち運びしやすくなっています。

また、シンプルなデザインを採用していて、スマートなカメラを製品化しています。

防塵・防滴機能を搭載したカメラもあり、故障にもつながりやすいホコリや雨水の侵入を防げるので、長持ちさせながら使い続けられます。

 

富士フイルム(FUJIFILM)

富士フイルム(FUJIFILM)は、代表的なモデル「X100V」を製品化しているメーカーです。 

 

光学式・電子式を切り替えられる「ハイブリッドビューファインダー」を搭載しています。

X100Vモデルならカメラに付いている切替レバーを操作することで、光学式・電子式の切り替えが簡単にできます。

ニコン(Nikon)

ニコン(Nikon)は、「COOLPIX(クールピクス)」という名称でコンデジを製品化しているメーカーです。

また、一眼レフカメラのようなクオリティーを搭載している「COOLPIX A」、多機能でありながらコンパクトなデザインを取り入れている「COOLPIX Sシリーズ」、多機能性が特徴の「COOLPIX Pシリーズ」、コンパクトさと高倍率レンズを両立している「COOLPIX Bシリーズ」、アウトドア仕様のモデル「COOLPIX W&AWシリーズ」、簡単で手軽に扱える「COOLPIX Lシリーズ」など、細かなニーズに合ったカメラを販売しています。

初心者でも使いやすい「COOLPIX Lシリーズ」、カメラの性能を重視したいなら「COOLPIX Pシリーズ」がおすすめです。

 

リコー(RICOH)

リコー(RICOH)は、高品質なレンズを搭載し、補正機能や画像処理能力が高い「GRシリーズ」や、防水・防塵性能や耐荷重・耐寒・耐衝撃性を備えた「WGシリーズ」のコンデジを製品化しているアイテムです。

 

GRシリーズのカメラは高画質を実現するレンズを搭載していて、いつでも持ち歩ける大きさで利便性も高くなっています。

 

また、「WG」シリーズのカメラは、アウトドアスポーツなどの厳しい環境で活躍します。

防水・防塵性能や耐荷重・耐寒・耐衝撃性を備えたWGシリーズは、タフな機能性から、土木や建設などの多様なビジネスシーンで活用できます。

コンデジの魅力

コンデジの魅力として、以下の4点が挙げられます。

  • 気軽に持ち出せる
  • スマートフォン以上のクオリティで撮影できる
  • レンズの交換が不要
  • 値段が安価な商品が多い

コンデジの魅力をチェックし、理想のコンデジを探す際の参考にしましょう。

1.気軽に持ち出せる

コンデジは軽量でありながら、高画質な写真を撮影できます。

日頃から一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラを持ち出すのは大きくて手間がかかりますが、コンデジであればコンパクトなため、簡単に持ち出せます。

多くのコンデジはポケットに収まるサイズとなっていて、日常生活や旅行時の持ち運びに最適です。

 

2.スマートフォン以上のクオリティで撮影できる

近年発売されたスマートフォンはカメラ性能が優れていて、きれいな写真が撮れる機種も増えています。

しかしながら、コンデジはスマートフォンより大きなイメージセンサーを搭載している場合が多く、多くの場面でより高画質な写真を撮れます。

3.レンズの交換が不要

コンデジは一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラと違い、ズームレンズがカメラ本体に組み込まれているため、レンズ交換が不要です。

 

近年のコンパクトデジタルカメラは、良質の画質の良さやブレを軽減する補助機能も備えており、一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラに匹敵する性能を持つ機種も発売されています。

コンデジは取り扱いが簡単で、非常に美しい写真を撮影できます。

 

4.値段が安価な商品が多い

コンデジは、一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラより値段が安価なケースが多いアイテムです。

また、購入後は交換レンズなどの追加購入が不要なため、経済的な負担が少なくなります。

追加アダプターやアタッチメントといった補助機材の購入も基本的には不要なため、カメラ関係の機材の購入も最小限に抑えられます。

コンデジの選び方

デジタルカメラ(コンデジ)を選ぶ際には、以下5つのポイントを意識しましょう。

  • 画質の良さに関わるセンサーサイズをチェックする
  • 撮影シーンに適した焦点距離のレンズを搭載しているか
  • 高倍率ズームレンズの有無
  • オートやAF機能の有無
  • F値の範囲

事前に意識すべきポイントについてチェックし、コンデジを購入する際に活用しましょう。

 

選び方1.画質の良さに関わるセンサーサイズをチェックする

「センサーサイズ」はカメラに内蔵しているイメージセンサーの大きさで、カメラによってイメージセンサーの大きさは異なります。

 

主なセンサーサイズには、「1/2.3型」「1型」「4/3型(マイクロフォーサーズ)」「APS-C」「フルサイズ」などがあり、センサーサイズが大きいカメラは画角が広くなり、広範囲を綺麗な画質で撮影できます。

センサーサイズが大きいほど光を多く集めて色を詳細に表現できるため、薄暗い背景でもきれいに撮影できます。

撮影する写真の画質を重視したいなら、「1型」以上のセンサーサイズを搭載したコンパクトデジタルカメラを選ぶのがおすすめです。

選び方2.撮影シーンに適した焦点距離のレンズを搭載しているか

「焦点距離」は24mm・35mm・75mmなどの数字で記載されていて、焦点距離が短いほど近距離の被写体にピントを合わせて撮影できます。

 

コンデジはレンズ交換ができないため、レンズ性能を把握しておくことが大切です。

例えば、風景やスナップを撮影するなら、焦点距離28mm以下の広角撮影に対応したモデルがおすすめです。

野生動物やスポーツシーンを撮影する場合は、焦点距離約100mm以上の遠くの被写体を大きく写せる望遠対応モデルのカメラを選びましょう。

 

また、広大な自然やビルなどの建物に囲まれたシーンを撮影する場合は、画角に多くの被写体を含めることができる広角レンズがおすすめです。

広角レンズは、目で見ている画角よりも広く写すことができるため、客観的かつ幻想的な写真へ仕上がります。

選び方3.高倍率ズームレンズの有無

近距離や遠距離の被写体を写したい場合は、高倍率ズームを搭載したコンパクトデジタルカメラを活用しましょう。

また、ズームには「光学ズーム」「デジタルズーム」があり、コンデジを選ぶ際は光学ズームの倍率をチェックします。

 

光学ズームはレンズの中心点からイメージセンサーまでの焦点距離を変化させることで、画像を引き延ばすことなく被写体を拡大できる手法です。

遠くの被写体を撮影した場合には、画像のズーム時に画質の劣化が少なくなります。

デジタルズームはスマートフォンのカメラと同じくズームするほど解像感が下がるため、光学ズームが可能なレンズのほうが、きれいな写真を撮影できます。

 

ズーム倍率が10倍程度あれば日常的なシーンの撮影は問題ないケースが多いですが、スポーツ大会や野鳥を撮影するなど遠距離の撮影時には、20倍や30倍の光学ズームの倍率が必要です。

選び方4.オートやAF機能の有無

オートモードは「風景」「夜景」「ポートレート」など、撮影シーンを選択してからシャッターを押すことできれいな写真を撮影できます。

「絞り優先」「シャッタースピード優先」「手ブレ低減」など、撮影意図に合わせてカメラ設定を変更できる機能が付いているカメラもあります。

 

「オートフォーカス(AF)」は自動でピントを合わせられる機能です。

初心者の方でも、シャッターを押すことに集中すれば簡単に撮影しやすくなります。

 

また、人の瞳を認識してピントを合わせられる「瞳AF」機能を搭載したカメラもあります。

撮影したい被写体や撮影シーンをイメージし、活用しやすいモデルを選びましょう。

 

選び方5.F値の範囲

「F値」とは、カメラに取り込む光量を数値化した指標です。

 

F値が大きくなるとレンズが絞られるため、光の通り道が小さくなり、暗くなります。

一方、F値を小さくするとレンズが開いて周囲の光を多く取り込むため、明るい写真が撮影できます。

例えば、夕暮れや夜景を撮影をするなら、F2.8以下に設定できるモデルを選ぶことできれいに撮影しやすくなります。

 

また、F値が小さいほど、写真のボケ感が強くなります。

コンデジのおすすめアイテム【8選】

デジタルカメラ(コンデジ)のおすすめアイテム8選をご紹介します。

各カメラの特徴やメリットについてチェックし、自分に合ったアイテムを購入しましょう。

 

ソニー(SONY) DSC-RX100

ソニー(SONY) DSC-RX100

ソニー(SONY) DSC-RX100は「オートHDR(ハイダイナミックレンジ)」機能を採用し、人間が見た自然な印象を受ける写真を撮影できるアイテムです。

背景が明るいことで手前の人物が暗くなりがちな逆光時には、暗くなった人物の顔などを自動補正し、自然な明るさで違和感のない写真が撮れます。

 

また、「速度優先連続撮影モード」を搭載していて、1秒あたり10枚の写真を高速連写できるため、一瞬の表情や動作を逃さず撮影できます

ソニー(SONY) VLOGCAM ZV-1G シューティンググリップキット

ソニー(SONY) VLOGCAM ZV-1G シューティンググリップキット

ソニー(SONY) VLOGCAM ZV-1Gは背景をぼかして顔を引き立たせた映像を撮影できる「背景ぼけ切り替え」、商品を動画で紹介する場合に手元の商品へとスムーズに切り換えられる「商品レビュー用設定」など、自撮り機能が充実しているカメラです。

 

横方向に開くバリアングル液晶モニターを搭載していて、モニターを確認しながら、自撮りしやすくなっています。

また、カメラ側面に横付けマイクを接続できるマイク端子があり、外部マイクを接続して動画の音質にもこだわりたい人におすすめです。

 

キヤノン(Canon) PowerShot G3X

キヤノン(Canon) PowerShot G3X

キヤノン(Canon) PowerShot G3Xは光学25倍ズームレンズを搭載し、一台で幅広い撮影領域をカバーできるアイテムです。

最高ISO感度12800の高感度性能を備えており、暗い環境下でもノイズを抑えたきれいな写真を撮影できます。

 

また、雨滴やホコリに強い防塵・防滴性能を搭載していて、カメラの耐久性が高い点も魅力です。

パナソニック(Panasonic) LUMIX DMC-TZ85

パナソニック(Panasonic) LUMIX DMC-TZ85

パナソニック(Panasonic) LUMIX DMC-TZ85は、薄さが約38.0mm、リチウムイオン電池・SDカ-ドを除いた重さが約240gの小型で軽量なカメラです。

 

撮影時に手前から奥までフォーカスを自動で変化させながら、後からピント位置を自分で選ぶことができる「フォーカスセレクト」を搭載していて、撮影時にピンボケする心配がありません。

 

また、4K搭載光学30倍ズームを搭載していて、幅広い焦点距離を1台でカバーできます。

「小型で軽量」「幅広い焦点距離を撮影できる」ため、旅に最適なカメラです。

 

富士フイルム(FUJIFILM) X-S1

富士フイルム(FUJIFILM) X-S1

富士フイルム(FUJIFILM) X-S1は光学26倍マニュアルズームレンズを採用していて、1cmから624mmの超望遠までの幅広い焦点距離の撮影がレンズ交換なしで可能なカメラです。

 

また、手ブレ補正機能により、写真の高画質を保ったまま効果的に手ブレを補正できます。

さらに、ボディ全体がラバー調となっていて、撮影者の手になじみやすく心地良い操作感を実現できます。

富士フイルム(FUJIFILM) XF1

富士フイルム(FUJIFILM) XF1は、アルミボディと合成皮革で高級感溢れるデザインを採用しているアイテムです。

ユニークな写真表現を楽しめる「アドバンストフィルター」機能を搭載していて、カラフルに仕上げる「ポップカラー」、全体的に階調を明るくして優しい雰囲気にする「ハイキー」、周辺光量を落としてレトロな風合いにする「トイカメラ」、ジオラマ風に上下をぼかす「ミニチュア」、ダイナミックな階調表現で幻想的に仕上げる「ダイナミックトーン」など、モニター画面でフィルター効果を確認しながら撮影できます。

また、傷やこすれに強い強化ガラスを採用していて、耐久性が高い点も魅力です。

 

ニコン(Nikon) COOLPIX P520

ニコン(Nikon) COOLPIX P520 レッド

ニコン(Nikon) COOLPIX P520は、広角24mm相当から超望遠1000mm相当の撮影画角をカバーする光学42倍ズームのNIKKORレンズを搭載しているカメラです。

高感度センサーと高性能手ブレ補正(VR)機能が付いていて、暗い場所や超望遠撮影時のブレを低減できます。

 

また、「ACTIVE」モードを追加し、走行中の乗り物の中から外を撮影する場合や、歩きながら動画を撮影する際に生じやすい手ブレを効果的に軽減できます。

「レッド」のカラーはワインレッドの深みのある色合いを使用していて、高級感のある見た目にもこだわりたい人におすすめです。

PENTAX(ペンタックス) MX-1

PENTAX(ペンタックス) MX-1 クラシックブラック

PENTAX(ペンタックス) MX-1は、上下面のカバーに使い込むうちに光沢が落ち、渋みのある深い色に変わっていく真鍮の無垢材を使用しているカメラです。

 

渋みが出た上下カバーは、使い込まれた風情があり、アンティークな装いに変化します。

また、28mmから112mmの光学4倍ズームレンズを搭載していて、近距離から遠距離まで日常で使いやすい焦点距離を撮影できます。

さらに、レンズ径が大きく明るい光を多く取り込めるため、「暗い撮影シーンに強い」「ボケ味を楽しめる写真を撮影できる」などのメリットもあります。

 

自分に合ったコンデジで写真の撮影を楽しもう

今回はコンデジのおすすめメーカー、コンデジの魅力や選び方、コンデジのおすすめアイテム8選をご紹介しました。

 

「画質の良さに関わるセンサーサイズ」「撮影シーンに適した焦点距離のレンズを搭載しているか」などの点をチェックすることで、自分に合ったカメラを見つけましょう。

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