COLUMN

シャネル_ヴィトン_修理方法_解説

「大事に使っていたシャネルやヴィトンのバッグなどのブランド製品が壊れた!」
「こんな時、直営店か修理業者に依頼するのはどちらがおすすめなの?」
このようなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?

今回はシャネルやルイヴィトンのバッグや革小物の最適な修理方法をご紹介します。
ブランド製品の修理方法に関す情報を知りたいという方はぜひ参考にしてみてくださいね。

ブランド製品を修理する2つの方法

ブランド製品を修理する方法は、主に以下の2つがあります。

  • 直営店で修理してもらう方法
  • 直営店以外の修理店で修理してもらう方法

それぞれ解説します。

直営店で修理してもらう方法

直営店とは、ブランドの正規店舗のことを意味します。シャネルであれば、シャネル正規店、ヴィトンであればヴィトンの正規店に修理する製品を持っていく方法です。

ブランドによっては、実店舗まで持っていかなくてもネットで申し込みできることがあるので、調べてみましょう。(シャネルはネットで申し込み可能)
ただし、ネット申し込みの場合は修理できる商品に限りがあることも考えられるので、注意してください。

また、直営店で修理してもらう場合は、製品が「本物」であることが大前提です。もし自分の持つ製品が偽物なのか、本物なのかわからない場合は店舗のスタッフに尋ねてみるのがよいでしょう。
仮に製品が偽物か本物かわからない状況でも修理依頼は可能です。
直営店に修理を依頼する場合、修理の前に必ず見積もり書が発行されることになりますが、万が一製品が偽物であった場合は修理不可なので見積もり書が発行されることはありません。

後に詳しく説明しますが、直営店で修理することによるメリットは多々あります。

  • 仕上がりが綺麗
  • 正規店である安心感

など、良い商品を使い続けるうえで大事なポイントが保証されています。

直営店以外で修理する方法

直営店以外とは、街にある一般の修理店のことを指します。
バッグや財布、革製品の修理を請けている修理店は多くあり、駅の中や街中でもよく見かけると思われます。

最近では一般の修理店においてもネット申し込みが可能な店舗もあり、わざわざ実店舗に持っていかなくてよいことが多くなりました。

一般修理店のメリットは主に2つあります。

  • 直営店よりも安い値段で修理できる
  • 幅広い修理方法に対応

リーズナブルで修理方法に長けていることは修理を望むユーザーにとってはうれしいことでしょう。
ですが、メリットがあるということはそれに相応するデメリットも十分にあるということです。

当記事では、ブランド品を直営店以外で修理する方法をおすすめしていません。
その理由を事項で詳しく解説します。

直営店以外で修理するのはやめよう

修理_やってはいけない方法

直営店以外でブランド品を修理するのはおすすめしないということを伝えました。
「安くて、修理方法が幅広くあるのにどうして?」
その理由は以下の2つです。

  • 1度でも修理屋で修理すると、正規店で修理ができない
  • 修理方法によっては価値が下がってしまう可能性がある

それぞれの理由を詳しく解説します。

1度でも修理屋で修理すると、正規店で修理ができない

もしブランド品を一度でも修理屋で修理してしまうと、それ以降の修理は正規店でしてもらいたくてもできません。これは、それぞれのブランドが自社の価値や品質を大事にしているからです。「自社ブランドの商品は自分たちだけが最高の品質を保証する」という気持ちの表れでもありますね。

「一度修理したけど、次は正規店で修理してもらいたい」
実はこう言ったケースはよく起こり得ることです。

例えば、あなたは大事な人にもらったシャネルの財布を使っており、ファスナーの部分だけが痛んでしまったとしましょう。
「ファスナーだけだから安く済ませたいし、一般の修理屋さんでいっか」と思い、一般修理店に修理をだしました。

その後、財布を使い続けることで痛み、革表面はボロボロになります。修理店では当然ブランドと全く同じ革素材はないので、見た目も安っぽくなります。

「大事な人にもらった財布だから、最後まで綺麗に使いたい…」
そう思って正規店で修理してもらおうと思っても、一度修理店に出しているので正規店では修理できません。こういったことがあるため、直営以外の修理店に安易に出すのはやめた方が良いでしょう。特にブランド製品は大事な人からの贈り物、親御さんのお下がりなど最後まで大事に扱うケースが非常に多いです。

修理方法によっては価値が下がる可能性がある

ブランド正規店での修理は専門の修理センターなどがある一方、一般の修理店の場合はその店の職人さんの腕に全てが委ねられます。

もし、修理を依頼した職人さんの経験が浅い場合、雑な仕上がりになってしまうでしょう。

またそういった雑な仕上がりは、今後買取ってもらうという選択をする場合にも大きなマイナス効果になってしまいます。

プロの鑑定士は正規店で修理したか、一般のお店で修理したかを見極めるのなど容易です。
もし一般店で修理したことがバレたら、買取価格も大幅に下がるでしょう。

最悪の場合には、コピー品と疑われて買い取ってもらえないリスクもあります。

ですから、安いからといった安易な理由で一般修理店に任せるのはおすすめしません。
大きなメリットの裏には、大きなリスクが潜んでいることを覚えておきましょう。

直営店で修理する方法が最も賢い選択!

修理_おすすめの方法

直営店以外の一般修理店で修理することはデメリットがあり、おすすめしないことをお伝えしました。
となると、やはり直営店で修理することが最も賢い選択といえるでしょう。

その理由は、直営店で修理する以下の2つのメリットがあるからです。

  • 直営店で修理後、故障したとしてもすぐに修理できる(場合によっては無料)
  • 直営店で修理することで、製品の価値を保てる

修理後、故障したとしてもすぐに修理できる

直営店で修理後、戻ってきた製品の同じ箇所が再び故障してしまった場合、無料で再度修理してもらうことができるのです。

一般修理店だとこうはいきません。「同じところが壊れた」と訴えてもお金は再度請求されるでしょう。

ただし、自己都合で他箇所が故障してしまった場合は無料ではないので注意してください。

直営店は自分が修理して欲しい箇所以外も、劣化しているところなどを見てまとめて修理してくれることもあります。
そのため、「他の劣化していた箇所が故障した」というケースは考えづらいでしょう。

直営店で修理することで、製品の価値を保てる

「新しい製品に買い替えたい」と買取サービスを利用したい時も、直営店で修理されている製品とそうでないものでは買取金額にも差が開く可能性は大きいです。

直営店は専門の修理センターで修理するうえ、純正の素材を取り寄せ技術のある職人さんが修理を手掛けます。

そのため、品質保証は充分ですし、仕上がりも新品同様綺麗になるでしょう。純正の素材と職人の技術で修理された製品は、プロの鑑定士が見ても状態の良いものとして判断されます。

もちろんそのまま使うのもよいでしょう。特に思い入れのあるバッグや財布などはずっと綺麗に持ち続けたいものです。特別な思いを持つ製品は、直営店で修理に出し綺麗に使い続けることをおすすめします。

ブランド製品の修理は直営店で修理の見積もりをもらおう

シャネル_ヴィトン_修理方法_解説_まとめ

ブランド製品の修理は直営店で修理するのがおすすめです。
直営店で修理する場合には、修理の見積もりを事前にもらいましょう。

修理の見積もりは、自分が修理して欲しい箇所を伝え、実際にどれくらいの料金がかかるかのおおよそを表したものです。

見積もりはその場で修理に出すことを決めていなくてももらうことができます。
商品を持っていき、店舗スタッフに「修理したらどれくらいの料金になりますか?」と尋ねてみましょう。

シャネル、ヴィトンの修理に関する情報を以下で紹介します。

シャネル

シャネルでの修理対象商品は以下です。(オンラインサービスの場合)

  1. ハンドバッグ
  2. 革小物
  3. シューズ
  4. コスチューム ジュエリー
  5. ウォッチ
  6. アイウェア (度付きレンズに交換したものは除きます)
  7. ファイン ジュエリー
  8. その他シャネル製品で、本サービスの対象であるとシャネルが判断したもの


受付から修理品が届くまでの流れは、以下です。

  1. 修理受付
  2. 修理品お預かり
  3. お見積もり/納期のご連絡
  4. 修理開始
  5. 修理完了のご連絡
  6. 修理品お届け

オンラインサービスで見積もりする場合は、事前に修理品を配送する必要があるため、注意してください。
仮に見積もり後、キャンセルするとなった場合は配送料を支払う必要があります。

修理費用は、見積もりが確定した段階で連絡が来ます。そこで承諾すれば、修理開始となり、支払いは修理品お届けの際に支払います。

ルイ・ヴィトン

ヴィトン修理対象はバッグや財布、時計などの小物です。
修理内容は様々なので、実際に店舗へ持っていきみてもらいましょう。

申し込み方法は

  • 店舗へ持っていく
  • 郵送で送る

のいずれかです。

郵送で送る場合は、必ずカスタマーサービスに電話してください。

修理にかかる費用については、見積もりしないことにはわかりません。
傷の程度によれば、料金が高くなる可能性もあるので、かならず見積もりをしてから決定してくださいね。