「タグホイヤーの時計を中古品で買おうと思っている」

本記事はそんな思いを抱えているあなたのための記事です。タグホイヤーの中古品を買いたいとは思ったものの、

• どんなモデルがあるのか知らない…
• 中古品の相場ってどれくらい？

など、いろいろな疑問を抱えているかと思われます。そこで本記事では、タグホイヤーの中古品の相場や、中古でも人気のモデルを紹介！

タグホイヤー中古品の購入を検討している方は、参考になるはずです。ぜひ読み進めてみてください。

タグホイヤーとは、1860年にスイスで創業された老舗高級時計ブランドです。

およそ160年の歴史を重ねているタグホイヤーは、時計業界の革新ともいえるアイデアや機能を生み出してきました。

創業者のエドワードホイヤーは、20歳という若さで、自身の時計工房を開きます。

彼は時計作りにおいて卓越した技術と発想を持ち合わせており、創業から9年経った1869年に、その後の「クロノグラフ時計」に大きな影響を与えることになった「振動ピニオン」を開発。

この振動ピニオンは、クロノグラフのスタート/ストップボタンをプッシュすると同時に動きだすという、当時の時計業界では革新的な技術でした。

現在のクロノグラフ製造メーカーの間でも振動ピニオンは広く採用されています。

その後はクロノグラフメーカーとして躍進。ストップウォッチの正確性を認められ、オリンピックの公式タイムキーパーを3年連続で努めるなど、その実力は世界に認められ流ことになります。

エドワードホイヤー亡き後も、受け継いだジャック・ホイヤーが「カレラ」などの革新的なモデルを次々に誕生させます。

ジャック・ホイヤーが経営者となってからは、モーターレーシング界と深い関係性を築き、現在では「タグホイヤーといえばレーシング」といったイメージ感じる方も多いかもしれません。

現状に満足することなく、年を重ねるたびに新たなモデルを生み出し常に成長を続けるブランド、それがタグホイヤーです。

タグホイヤーの特徴は以下のような点が挙げられます。

• 手を出しやすい価格帯
• スポーティxラグジュアリーの融合
• 全時計に防水機能を搭載

まず初めに触れておきたいのが、「手の届く価格帯」であるということ。

オメガやロレックスといった高級時計ブランドの時計には、相当な価格がつきます。安い時計でも50万円はくだらないことがほとんどです。

その点、タグホイヤーは高級ブランドでありながら、それらのブランドと比べてもリーズナブル。10万円台後半から買える時計もあります。

「高級時計でありながら、手が届きそうな価格」このポジショニングを取れるのが他ブランドにはないタグホイヤーの強みといえるでしょう。

それでいて、時計としての価値が下がらないのもタグホイヤーの大きな魅力です。

高級時計業界は市場が大きく、資産価値が安定しているのが特徴。

資産価値が高い時計というのは、品質の高さやブランドのステータス、ブランドの歴史などがポイントとなります。

タグホイヤーは時計の品質はもちろん、ブランドのステータスや歴史も申し分ありません。

だから、いつまでも資産価値が高い時計として認識されており、買取価格も高額な値段がつくのです。

タグホイヤーの時計はトータルクオリティが高く、中古品でも人気があります。

その中でも、特に人気な2つのモデルをピックアップしました。どちらのモデルもタグホイヤーの顔ともいえる代表モデルです。

カレラは1963年に発表されて以降、タグホイヤーのフラッグシップモデルとして常に人気を獲得しているモデルです。

広告やなどで使用される時計はカレラがほとんど。このことからもタグホイヤーの代表モデルということがわかりますね。

カレラの魅力はズバリ「スポーティ×ラグジュアリー」の融合。クロノグラフのスポーティな要素だけでなく、鮮やかに輝く文字盤やステンレスケースからは”スポーツウォッチらしくない”高級感を楽しむことができます。

スポーティ×ラグジュアリーの2つの要素を持ち合わせているので、オンオフどちらのシーンでもぴったり合います。

プロダイバーのために作られたのがアクアレーサー。

アクアレーサーにはダイバーのための機能である300mm防水や。逆回転防止ベゼルなど、機能面がかなり充実しているモデルです。

それだけでなく、上品なデザインも人気の理由の1つ。

カレラ同様、スポーツウォッチでありながら高級感あるデザインで、ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも活躍してくれます。

また、価格帯が安いのも見逃せません。「高級時計を初めて買う」という方はあまりに高額な時計は選びづらいもの。

そのため、アクアレーサーのような「高いけど、買えなくもない」くらいの時計を身につけ、自分のこだわりや好みに気づいていくとよいのではないでしょうか。

タグホイヤーの中古品の相場は状態やモデルによって変動します。

人気モデルの「カレラ」だと、110,000円〜298,000円。

アクアレーサーなら安いもので、100,000円前後で購入できるものもあります。

モデルによって値段が大きく変わるのは、時計によって希少性や時計の作りが異なるからです。

タグホイヤーは同じモデルでも、〇〇本のみ販売〜などの限定モデルを販売することがあります。

そういったモデルは希少性が高く、市場になかなか流通しません。

そのため、プレミアアイテムとして高額の価格がつけられるのです。

状態によって値段が異なるのは言うまでもありませんが、傷がほぼない新品同様の時計は価格は高くなります。逆に状態が悪いということは部品なども劣化していることが考えられるので、値段は安くなります。

ここからは、タグホイヤー中古品のメンテナンス方法について解説します。

新品とは違い、すでに使用済みの中古品は日々のメンテナンスがより重要に。なぜならメンテナンスを怠ることで、既に消耗している部品の劣化が進行し、修理する可能性が高くなるからです。

なので、中古品の時計を購入したらメンテナンスはしっかり行いましょう。

自分で行えるメンテナンス方法について解説します。

バンドのメンテナンスは、革ベルトか金属ベルトかによってメンテナンス方法が変わります。

革ベルトの場合は汗や水に弱いため、汗や水に濡れたタイミングですぐに拭き取るようにしましょう。濡れた状態でそのままにしておくと革がへたっていきます。

金属ベルトは、革ベルトに比べても耐久性が高く、日々のメンテナンスが容易です。

もし汚れたとしても金属ベルトなら直接水洗いが可能。「汚れが目立ってきたな…」というタイミングでお手入れするとよいでしょう。

風防（ガラス部分）の傷を取るには、専用の傷取りクリームやクリーナーを使うと良いでしょう。クリームを塗布して拭きあげることで、多少の傷であれば取ることができます。

注意点としては「用途に適した傷取りクリームを選ぶ」こと。

時計用ではない傷取りクリームを使った場合、さらに風防（ガラス部分）に傷をつける可能性があります。

必ず、風防用の傷取りクリームを選びましょう。

自分でメンテナンスを行う際には、外部のみにとどめておき、時計内部は触らないようにしましょう。

なぜなら、時計の内部は複雑な構造で素人が触ろうとすると、分解後にどう組み立てていいのかわからなくなり、元に戻せなくなるからです。

もし元に戻せたとしても、正常に動かない可能性も少なくありません。

そのため、自分でメンテナンスを行う際には時計の内部には触れず、外部のガラスやバンド部分にのみとどめておきましょう。

安かろう悪かろうという言葉があるように、中古品は悪いものという印象は少なからず持たれるかもしれません。

しかし、中古品でも買う際のポイントを抑えておけば悪いものに出会う可能性はひくくなります。

ここでは、中古品を買う際のポイントをいくつかご紹介します。

精密機器はメンテナンスが大切です。

たくさんの部品を用いて作られており、非常に繊細で精密な時計ですので不具合が生じると簡単に動かなくなってしまいます。

メンテナンスは必須であることを念頭に置いておきましょう。

時計の中古品選びでは、コンディションの確認が最重要といっても過言ではありません、

なぜなら、時計のような消耗品は状態が悪いものほど、部品や内部機構の劣化が激しい傾向にあるからです。

また状態が悪いということは、前使用者の使い方も粗悪であったことが想像できます。

そんな中古品を買ってしまった場合、「買ってちょっとしか使っていないのに動かなくなった」なんてことも。

なるべく状態のよい時計を探し、すぐに修理が必要になりそうな時計は避けるようにしましょう。

時計のコンディションを確認する際のポイントは以下の通りです。

• 文字盤の焼け具合
• 針の腐食
• ガラス本体の傷
• コーティングの剥がれ（光を当てて確認）

今回はタグホイヤーの中古品について、人気モデルや中古品の相場、メンテナンス方法などを解説しました。

タグホイヤーの中古品は、安いものから新品とほぼ値段が変わらないものまで様々です。

中古品といっても、決して安い買い物ではないのでよくコンディションを確認し、自分にぴったりなモデルを見つけてみてください。

購入後はメンテナンスをきっちり行うことで、いつまでも綺麗な状態を保つことができるでしょう。