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セリーヌのマカダム柄|柄の呼び名・ロゴ(マーク)の変遷・代表アイテム・中古で見る状態をまとめて解説

古着屋であの独特な連続柄のバッグを見かけて、気になった方も多いのではないでしょうか。セリーヌのマカダム柄は、レトロな雰囲気をまといながら今の装いにも馴染む柄です。「マカダム」の意味や、歴代モチーフの関係が気になる方もいるでしょう。この記事では、柄の呼び名からマーク(ロゴ)の変遷、中古市場での見られ方、代表アイテム、中古で見ておきたい状態、価格帯の考え方、長く使う注意点まで整理します。

この記事でわかること

  • 「マカダム」という語の意味と、ブラゾンという呼称・現行のトリオンフ柄との関係
  • 1960年代のサルキー、1972年の歴史的モノグラム、2018年に再解釈された現行トリオンフという流れ
  • Macadam表記の旧作が中古市場で流通していること
  • 中古流通で確認できるバッグ・財布の形状と、素材の見方
  • 中古・ヴィンテージを選ぶときに見ておきたい状態とサイズのチェックポイント

1. セリーヌのマカダム柄とは|呼び名と柄の成り立ち

「マカダム」は、砕石を用いた道路舗装を指す語です。CELINEの柄名がこの工法に由来するという公式な命名経緯は確認できません。一方、CELINE公式は、1972年の歴史的モノグラムをパリの凱旋門を囲むチェーンに着想したリンクモチーフと説明しています。

「マカダム」という語の意味

マカダムはもともと、大小の砕石を層状に敷き固める道路舗装の工法を指す一般語です。柄の見た目を舗装面のテクスチャーになぞらえて語られることはありますが、CELINEがその理由で柄名を付けたという公式説明は確認できません。語の意味と、ブランドが公表しているデザインの着想は、分けて捉えておくとよいでしょう。

ブラゾンという呼称との関係

1972年のダブルC意匠を「blazon」と呼ぶ報道があります。一方、「ブラゾン柄」と「マカダム柄」の公式な同義関係は確認できません。中古市場では表記が分かれることがあるため、資料や販売ページで用語が違っていても同じ意匠を指している場合がある、という前提で読むとよいでしょう。

現行のトリオンフ柄との関係

CELINE公式によると、現行のTriompheは1970年代ロゴを2018年に再解釈した意匠です。現在、CELINE公式ではこのTriompheが現行商品に使われています。Macadam表記は主に中古流通で確認されます。両者は別系統の柄ではなく、歴史的モノグラムを起点とした流れの中にあります。

2. セリーヌのマーク(ロゴ)はどう変わってきた?変遷を歴史で整理

マーク(ロゴ)はブランドの歴史の中で何度か移り変わってきました。複数の歴史的モチーフがあるため、時代関係を整理して見ていきます。

サルキー(二輪馬車モチーフ)

Vogue Germanyは、CELINEが1966年にSulkyと呼ばれる二輪馬車モチーフの意匠を用いたと報じています。後年のモチーフとは異なる、ブランド初期の意匠として語られる存在です。

1972年の歴史的モノグラム

CELINE公式は、1972年に凱旋門周囲のチェーンに着想した歴史的モノグラムが発表されたと説明しています。中古流通で「マカダム」「ブラゾン」と呼ばれる連続柄は、この意匠に連なるものとして扱われています。

現行トリオンフへの再解釈

現行のTriompheは、1970年代ロゴを2018年に再解釈した意匠です。したがって、モノグラムとTriompheは独立した別々のロゴ史ではなく、同じ起点からの継承関係にあります。

CELINE表記(テキストロゴ)の書体の移り変わり

モチーフの変遷と並行して、「CELINE」の文字ロゴの書体も時代とともに変化してきました。書体やモチーフはブランド史を知る参考にはなりますが、同系統の意匠が年代をまたいで再解釈されているため、個別商品の年代特定には使えません。

モチーフ/表記 内容 時期
サルキー(二輪馬車モチーフ) 二輪馬車をモチーフとした意匠。Vogue Germanyが1966年の使用を報道 1960年代
歴史的モノグラム 凱旋門周囲のチェーンに着想したリンクモチーフ。中古流通では「マカダム」「ブラゾン」と表記される 1972年
現行トリオンフ 1970年代ロゴを2018年に再解釈した意匠。現行商品に使われている 2018年再解釈/現行
CELINE表記の書体 文字ロゴの書体が時代とともに変化 各時代で変遷

ここで挙げたモチーフや書体は、時代ごとの流れをつかむための歴史の整理です。同系統の意匠が年代をまたいで再解釈されているため、一点ごとの年代を言い切れるものではない点は押さえておきましょう。

3. マカダム柄の旧作が中古市場で見られる背景

各種の市場調査では、中古ファッション・ラグジュアリー市場は拡大傾向にあるとされています。Macadam表記のCELINE旧作も、そうした市場の中で流通しています。レトロなデザインを現在の装いに取り入れる楽しみ方もあります。

オールドセリーヌという呼び方

「Old Celine/オールドセリーヌ」は非公式な呼び方で、文脈によって指す時代が異なります。販売ページや記事によってPhoebe Philo期を指す場合と、それ以前を指す場合があるため、どの時代のことを言っているのかを個別に読み取る必要があります。

レトロを今の装いに合わせる楽しみ方

総柄ならではの主張感があるため、クラシックな雰囲気を生かし、シンプルな装いに合わせる楽しみ方もあります。装い全体を落ち着いた色でまとめ、柄を一点だけ効かせる合わせ方も取り入れやすい方法です。

現行ラインとの見え方の違い

現行のTriompheが1970年代ロゴの再解釈であるのに対し、中古流通のMacadam表記品は当時の仕様のまま残っています。同じ起点から派生した意匠でも、仕上げや素材構成が個体ごとに異なるため、見え方には差が出ます。

4. マカダム柄の代表的なアイテム|バッグと財布の型を知る

マカダム柄と一口に言っても、バッグと財布それぞれにいくつかの形状があります。中古流通で確認できる形状を知っておくと、探すときの軸が定まりやすくなります。

バッグ(ハンドバッグ・ショルダー・バニティなど)

中古流通では、ハンドバッグ、ショルダーバッグ、バニティなど複数の形状が確認できます。同じ総柄でも、形状が変わると見た目の印象や似合う場面が大きく変わります。

財布(がま口・折り財布・長財布など)

中古流通では、がま口、折り財布、長財布などの例が確認できます。カードの枚数や小銭の使い方によって、使いやすい形状は変わってきます。

素材は個体ごとに確認

素材構成は個体によって異なります。PVCコーティング、キャンバス、レザーを組み合わせた商品例もあります。異素材を組み合わせた品は素材ごとに劣化の出方が異なるため、商品ごとの素材表示と状態を個別に読み取ってください。

カテゴリ 中古流通で確認できる形状 見るときの視点
バッグ ハンドバッグ/ショルダー/バニティ 用途に応じて形状を選べる。総柄で存在感がある
財布 がま口/折り財布/長財布 カード枚数や小銭の使い方で選ぶ

はじめてマカダム柄を選ぶなら、「毎日使いたいのか、休日の装いのアクセントにしたいのか」という使う場面から形状を絞ると迷いにくくなります。荷物が多い方は開口部が大きいハンドバッグやショルダー、身軽に持ちたい方はバニティ、といった順に候補を狭めていく方法です。

5. ヴィンテージのマカダム柄を選ぶとき、どんな状態を確認する?

ヴィンテージ品は、同じ形状であっても一点ごとに状態が異なります。写真だけでは伝わりにくい部分こそ、見る観点をあらかじめ決めておくと選びやすくなります。

内装・コーティングのべたつき

柔軟なPVCは、経年で可塑剤が移行して表面がべたつくことがあります。内装やハンドルの劣化は、使用時の感触や使い勝手に影響する場合があります。湿度・光・温度などは素材の劣化に影響するため、べたつきの有無は個体ごとに商品説明で確かめてください。

角スレ・表面の摩耗

四隅や縁など摩擦を受けやすい箇所は、スレや表面摩耗がないか見ておきましょう。底面やマチの角は写真で写りにくい部分でもあるため、掲載画像の枚数や角度もあわせて見ておくとよいでしょう。

金具のくすみ・変色、ファスナー・ホックの動作

金具のくすみ・変色の有無と、ファスナーやホックの動作を個別に押さえてください。開閉部は毎日の使い勝手を左右するため、状態の記載を丁寧に読んでおきたいところです。

におい・型崩れ・付属品の有無

におい、型崩れ、保存袋などの付属品の有無は個体差があるため、商品説明でご覧ください。記載がない点は、注文前に問い合わせておくと、届いたあとのイメージのずれを抑えられます。

  • 内装・コーティングのべたつきの有無
  • 四隅・縁のスレ、表面の摩耗
  • 金具のくすみ・変色
  • ファスナー・ホックの動作
  • におい・型崩れ
  • 付属品の有無(保存袋など)
  • 実寸サイズと状態ランクの表記・商品画像

サイズも見落とされやすいポイントです。容量は写真だけで判断せず、幅・高さ・マチなどの実寸を手持ちのバッグと突き合わせるとよいでしょう。はじめての一点であれば、状態ランクの表記・実寸・商品画像がひととおり揃っているアイテムから見ていくと、状態を具体的にイメージしやすくなります。

6. マカダム柄のアイテムの価格帯はどう考える?

「予算感がつかめない」という悩みを持つ方は少なくありません。中古価格は商品ごとに異なります。型・状態・付属品など個別条件と販売価格を突き合わせて判断材料にしてください。

価格を左右する要素(型・状態・付属品)

価格は、バッグ・財布の形状、コンディション、付属品の有無といった個別条件によって変わります。同じ型でも状態などの条件は異なるため、条件をそろえずに金額だけを比べると判断を誤りやすくなります。

変動前提の見方

「この型はいくら」と決め打ちで考えるより、状態や付属品を含めた総合的な条件で判断する見方がおすすめです。バイセルブランシェは一点物の中古品を扱い、実寸・状態ランク・商品画像を掲載しています。気になるアイテムは商品ページの詳細をご覧ください。詳しい利用条件はショッピングガイドをご確認ください。

7. マカダム柄を長く使うために気をつけたいこと

せっかく手に入れたマカダム柄のアイテムを、できるだけ良い状態で長く楽しみたい方に向けて、日々の扱いで気をつけたい点を整理します。

湿気・高温を避ける保管

CELINEは現行バッグについて、湿気・高温・直射光や直射熱を避け、プラスチック袋ではなくダストバッグで保管するよう案内しています。ヴィンテージ品は素材が個体ごとに異なるため、商品表示に応じて扱ってください。

こすれ・接触の回避

摩擦を避け、収納時に無理な力がかからないようにしてください。ケア方法は素材ごとの公式案内に従い、強くこすらないでください。他素材と長期間密着させず、色移りや接触汚染にも注意してください。

マカダム柄は当時ならではの雰囲気を持つ分、経年による個性も味わいのひとつです。基本的な保管の注意を押さえ、お気に入りのアイテムと長く付き合っていきましょう。

8. よくある質問

中古流通で「マカダム」と呼ばれる連続柄です。「マカダム」自体は砕石を用いた道路舗装を指す一般語で、CELINEの柄名がこの工法に由来するという公式な命名経緯は確認できません。CELINE公式は、1972年の歴史的モノグラムをパリの凱旋門を囲むチェーンに着想したリンクモチーフと説明しています。

1960年代には二輪馬車モチーフのSulkyが用いられたと報じられています。CELINE公式によると、1972年に凱旋門周囲のチェーンに着想した歴史的モノグラムが発表され、現行Triompheはその1970年代ロゴを2018年に再解釈した意匠です。書体も時代とともに変化していますが、同系統の意匠が年代をまたいで再解釈されているため、個別商品の年代特定には使えません。

中古ファッション・ラグジュアリー市場は拡大傾向にあり、Macadam表記のCELINE旧作も流通しています。クラシックな雰囲気を生かし、シンプルな装いに合わせる楽しみ方もあります。なお「Old Celine/オールドセリーヌ」は非公式な呼び方で、文脈によって指す時代が異なります。

べたつきの有無、四隅・縁のスレや表面の摩耗、金具のくすみや変色、ファスナー・ホックの動作、におい・型崩れ、付属品の有無は個体差があるため、商品説明で個別にご覧ください。あわせて実寸サイズと状態ランクの表記、商品画像を見ておくと、届いてからのイメージのずれを抑えやすくなります。

中古価格は商品ごとに異なるため、一律の金額としてはお伝えしていません。型・状態・付属品など個別条件と販売価格を突き合わせてご判断ください。同じ型でも状態などの条件は異なります。

当記事制作チーム

著者:バイセルブランシェ編集部

内容確認:ブランド品査定領域の社内専門チーム

公開日:2026年8月18日

※本記事は、セリーヌに関する知見を持つ社内専門チームへの取材をもとに、バイセルブランシェ編集部が制作し、公開前に社内専門チームの内容確認を行っています。