時計各部の名称
① ラグ
ベルトやブレスレットをケースに連結するための接合部分です。
一般的にケースの上下についています。
アタッチメント、またはホーンとも呼ぶこともあります。
② ケース
腕時計のムーブメントを納める入れ物を指します。
ムーブメントとケースを合わせた部分が腕時計の本体となります。
③ ベゼル
ダイアルを覆うガラス(風防)の外周部分です。
④ ダイアル
文字盤のことです。
針やインデックスなどが配置された盤であると同時に、
さまざまな色や素材、宝石が使われるなどその時計の個性を決める部分でもあります。
⑤ インデックス
時刻を示す目盛りです。
⑥ リューズ
時刻を合わせるためのつまみです。
機械式の腕時計ではゼンマイを巻くためにも使います。
⑦ カレンダー
日付(デイト)表示のことです。
日付・曜日の両方を表示するものは「デイデイト表示」と呼ばれます。
⑧ バックル
ベルト・ブレスを留める部位です。
⑨ ベルト
バンド、ストラップ、ブレスレットとも呼びます。
腕回りサイズの調整が可能です。
自動巻き
自動巻き時計のご利用方法
内部のムーブメント(動力機構)に装着されているローターが腕の動きによって回転し、ゼンマイが自動で巻き上げられることで動作します。毎日着用している場合、止まってしまうことはほとんどございません。一般的な自動巻きのパワーリザーブは、最大巻き上げ時から50〜80時間ほどになります。
そのため、2〜3日着用していない場合は、止まってしまう可能性が高いです。万が一、止まってしまった場合はリューズを20〜30回ほど巻き上げ、動作したのを確認してからご使用下さい。
ゼンマイの巻き上げ方法
① ねじ込み式の場合はリューズを手前(6時方向)に回し、緩めた状態にします。
② リューズを12時方向にゆっくりと回しゼンマイを巻き上げます。
(完全に針が止まっている状態の場合、30~40回程度巻きます)
③ 針が動いているのを確認します。
※注意点:逆方向に回さない、巻き上げすぎない。
下記状態の場合は動作不良となります。
・リューズが固く巻き上がらない
・リューズが空回りする
・巻き上げたのにもかかわらず針が動かない
・巻き上げ後は動作するが、すぐに止まる
(30~40回ゼンマイを巻き、1日最低8~10時間着用したときの駆動時間は一般的に40~50時間)
異音がしないか
① 写真のように時計をしっかりと持ちます。
② 振って異音がしないか確認します。
下記状態の場合は動作不良となります。
・「カチャカチャ」「カラカラ」という音が鳴る
手巻き
手巻き時計のご利用方法
手巻きの腕時計は、ゼンマイがほどける力で動いております。装着せずに置いておきますと、ゼンマイが伸び切って止まります。ゼンマイが伸びきるまでの時間は腕時計によって異なるので、ご利用頂く前にゼンマイを手で巻き上げて頂く必要がございます。
リューズはモデルによってはねじ込み式となっている物がございます。ねじ込み式の場合はキャップのような構造になっておりますので、リューズを手前(6時側)に回し、緩めた状態から操作をお願い致します。ねじ込み式ではないタイプであれば、リューズを緩める必要はございません。
ゼンマイの巻き上げ方法
① リューズを前方(12時方向)に回しますとゼンマイが巻き上がります。逆に回してもゼンマイは巻き上がりません。
② 止まっている状態からですと20~30回程回してからお使い下さい。
※注意点:手巻きの腕時計は巻き止まり(ゼンマイの巻き上げが満タンな状態)がございます。
巻き止まりますと、リューズが回せなくなります。そこから無理に回してしまいますとゼンマイが切れますので、巻き止まりましたらそのままお使い下さい。
クォーツ
クォーツ時計のご利用方法
クォーツの腕時計は、電池で動いております。秒針が1秒毎に動作しているかご確認下さい。電池で動いている為、装着せずに置いておいても止まることはございません。止まっている場合は電池切れの可能性があるため、電池交換を行って下さい。
(電池の平均寿命は2年~3年と言われています。)
操作方法
リューズはモデルによってはねじ込み式となっている物がございます。ねじ込み式の場合はキャップのような構造になっておりますので、リューズを手前(6時側)に回し、緩めた状態から操作をお願い致します。ねじ込み式ではないタイプであれば、リューズを緩める必要はございません。
クロノグラフ
① 1/5クロノグラフ秒針
ストップウォッチ機能作動時に動く秒針です。
測定結果をより正確に表示するため、文字盤の1秒間の刻みが5つに分割されています。
② スタート/ストップボタン
クロノグラフ秒針をスタート・ストップさせるボタンです。
③ リセットボタン
クロノグラフ秒針を止めるボタンです。
ストップウォッチ機能の操作方法
① 1/5クロノグラフ秒針、積算計が0時の位置になっていることを確認します。 0時の位置になっていない場合は、リセット(右下)を押します。
② 右上のスタート/ストップボタンを1回押します。
③ 1分待ち、分積算計が動いているか確認します。
④ もう一度右上のスタート/ストップボタンを押し、ストップウォッチが止まるか確認します。
⑤ 右下のリセットボタンを押し、1/5クロノグラフ秒針と積算計を 0 の位置に戻します。
針回し・日付操作
針回しと日付の切り替わり、早送りが正常に動作するか
① ねじ込み式の場合はリューズを手前(6時方向)に回し、緩めた状態にします。
② リューズを2段引きにし、針を回します。
③ 日を越したときに日付が切り替わるか確認します。
(12時丁度に切り替わるもの、12時前後に切り替わるものがございます)
④ 針を午前6時に合わせます。
(20時~4時がカレンダー操作禁止時間のため)
⑤ リューズを1段引きにして回し、日付の早送りが正常にできるか確認します。
⑥ 確認を終えたらリューズをしっかりねじ込みます。
※注意点:針は反時計まわりに回さない、20時~4時にカレンダーの早送りをしない。
下記状態の場合は動作不良となります。
・針が回らない
・12時丁度に短針と長針が重ならない
・日付が切り替わらない
※こちらはあくまで代表的な操作方法となります。
一部の特殊なモデルや、特別な機能が付いている時計は操作が異なる場合がございます。